こんにちは!
転妻ひさこです。
今回は、N中等部の話。
ネットスクールってどうなの?
N高の中学校版?
口コミや感想は?
転勤族の我が家の周りでも、転校をするぐらいならとオンラインスクールを選んだり、不登校になったのがきっかけだったりで、実際にN中を利用しているお子さんがいます。
今回も、ママ友のお子さんがN中等部に入学するかもということで、ひさこも話を聞いてきました。
N中等部に興味のある方の参考になれば嬉しいです。
※SOZOWスクールもオンラインで学べる新しいスクール。N中等部とどちらが合うか?スクールによって雰囲気や特色が違うので比較検討されている方が多いです。
無料オンライン説明会の申込ページ
N中等部とは?
正式名称は、学校法人角川ドワンゴ学園。
いわゆる法律で定められた中学校ではありません。
フリースクールと同じで、私立や公立の中学校に在籍したままN中で学ぶしくみ。
実際、創立者の角川・ドワンゴは、N中のことを「プログレッシブスクール」と名付けています。
前向きな響きがいいですね。
従来の偏差値重視型教育ではなく、社会で役に立つスキルを身に着けることをメインとしています。
とはいえ、N中で学ぶ生徒の中には不登校のお子さんも多く学力はさまざま。
小学校~高校、大学レベルの内容を学べるようなしくみを作り、お子さん一人ひとりが自分のペースで学べることで効率的に学力も身につくという現象をN校、S校の大学合格実績を持って証明しつつあります。
また、社会の力を身に着けるカリキュラムは、最新の大学入試制度においても、学力重視の一般型入試だけでなく、総合型選抜、学校推薦型入試との相性も良く、まさに今の社会の流れに沿った最新の学び場となりつつあります。
私立、国公立中学校との違い
引用:N中等部より一部抜粋
一般の中学は法律で定められたいわゆる中学校。ですが、N中は残念ながら中学校とは認められていません。
なので先ほども言ったように、私立や公立の中学校に在籍したままN中に通ったり、ネットスクールを受講したりします。
また、一般の中学校では各科目の学習や部活動中心ですが、N中では主体性を大切にし、社会で通じる総合力(教養、思考力、実践力)を身にけることを目指しているため、オリジナルのカリキュラムが組まれているのも特徴です。
N高にはエスカレーター式で入学できるの?
できません^^;
よく中高一貫校と勘違いされがちですが違います。
なのでN高に行くには、別途面接や筆記試験などの試験が必要となります。
とはいえ、N中の教育理念やカリキュラムはN高に通じるものが多いので、N高に行くならN中で学ぶのはありかなと。
感触ではN中からN高に8割ぐらいの生徒が行っています。
N中等部のオンライン説明会に参加した理由
転妻のママ友やお子さんの意見をヒアリングしたところ、色々なきっかけがあることが判明^^
- 元々興味があった(既存の中学校に通いながらN中を利用する)
- IT(プログラミング)のスキルを身につけたい
- コロナ休校を体験してICT教育に興味を持った
- 不登校になった
- 転校を繰り返していたので安定して学べる場所が欲しい
- 学校以外で学べる場所を探していた(人間関係の悩み)
- 通信制高校のN高に興味があった
- なんか楽しそうだと思った
- ただ学校に通うより目標が持てそうだと思った
- 社会で活かせるスキルを身につけたい
正直、ひさこの時代(昭和)にはN中のような最先端を行く学校はなかったので、新たな選択肢が増えたことは羨ましい限りです^^
多様性を求める時代にフィットしてますね。
10年後には他の企業もネットスクールに参入してそう。というより、ネットスクールがスタンダードになってるのでは。。。
近い将来、中学校として認められたら最高ですね。
N中等部のコースは2つ
通学コースとネットコースです。
どちらも担任制で、先生の他に大学生のアシスタント(TA)が複数います。
通学コースは全国にあるN中キャンパスに登校して学び、ネットコースはオンラインでの学習となります。
N中等部通学コース
全国10キャンパス(町田、秋葉原、新宿、池袋、横浜、大宮、名古屋、江坂(大阪)、天王寺(大阪)、神戸)あり、続々と増えています。(2023年10月時点)
通学コースの入学試験
年4回(4月、7月、10月、1月)入学を受け付けています。
- 筆記試験(国、数、英)各20分×3
- 個人面接20分
- 課題作文30分
※今後変わる可能性があるため受験される際は、最新情報をご確認ください^^
通学コースの時間割
週1~5から選んで登校します。
週3:月・水・金
週5:月~金
※一日のタイムテーブル詳細
通学コースのカリキュラム
-
- 基礎学習(国、数、英)
- 21世紀型スキル学習(10のライフスキルを身に着ける)
- プロジェクトN
- プログラミング学習
- ミライ
- グループディスカッション
- N-English(ICT使用)
- コーチング(目標設定、面談など)
- PBL(課題学習)
- 大学受験対策
- 小学校復習
- 自由選択(動画クリエイター、プログラミング、Webデザインなど)
週1コースの場合、グループディスカッションが隔週だったりするので、何を学びたいかを考えて週1~週5を選択します。
その他、通学コースにはイベントやアクティビティがあるため、生徒同士が交流する機会が多いのも特徴です。
通学コースの学費
- 入学金:11万円
- 週1コース:37,400円(月)
- 週3コース:56,100円(月)
- 週5コース:73,700円(月)
- 施設管理費:11,000円(1期)
- MacBookAir:約16万円(各自)
- セキュリティソフト代:約5千円
- 学力テスト受講料(年間2000円~5000円)
その他、イベント参加費(任意)が別途かかります。
正直ちょっと高い…
プログラミング講座、学習塾、ワークショップの塾に通うことを考えるとこのぐらいかかるので妥当か…
N中等部ネットコース
全国どこにいても、ネット環境さえあれば学べるネットコース。
今流行りの以下のアプリを使って授業を受けるしくみ。
- ZOOM(ビデオ会議室システム)
- GSuite(Googleのグループウェア)
- Slack(テキストチャットツール、ビジネス版LINEのようなもの)
最新のアプリを使ってるって、なんかワクワクしてきますね。
ネットコースの入学試験
通学コースと同様に、年4回(4月、7月、10月、1月)入学を受け付けています。
入学試験はなく、書類選考のみ。
ネットコースの時間割
ネットコースには、週2回一斉学習時間があります。
以下の4つから選べます。
月・水 17:00~19:30(夕方クラス)
火・木 13:30~16:00(昼クラス)
火・木 17:00~19:30(夕方クラス)
※全クラス月~金11:00~19:30ZOOMで自習室利用可
1クラスの構成はだいたい30人前後、担任1人、TA(大学生)さんが2~3名(期によって多少前後する可能性あり)
↓はじまりの会(20分)
↓基礎学習orプログラミング学習(50分)
↓21世紀型スキル(50分)
↓おわりの会(20分)で終了。
全国のお友達と一緒にネットアプリを通して共に学ぶしくみ。
ネットコースのカリキュラム
- 基礎学習(国、数、英)
- PBL(プロジェクト学習)
- プロジェクトN
- プログラミング学習
- 21世紀型スキル学習
- 大学受験対策
- 小学校復習
- 自由選択(動画クリエイター、プログラミング、Webデザインなど)
- コーチング(面談)
完全に一人で学習するより、全国の友達と一緒に学ぶ機会があると、出会いが刺激になりますよね。
一斉学習時間前後や、それ以外の曜日は自由選択で学習します。
クリエイティブコンテンツでは、音楽制作や動画編集、職業体験などモノづくりの様々なプログラムがあるので、自分の作りたいものを選べます。
ネットコースの学費
- 入学金:22,000円
- 学費:40,700円(※期)
- MacBookAir約16万円
- Minecraft PC版約4千円
※「期」は1年を12期に分割した1期分(24日)なので、月額40,700円となります。その他、イベント代(任意)や検定代などが発生する場合があります。
ネットコースも決してリーゾナブルではないですね。でも、通学コースよりは低めの設定です。
一期返金制度といって、入学後一期体験してよくなかったら返金してもらえる制度があるので、最初の1ヶ月試してみてもいいかも。ただ、入学金や検定代は返ってきません。(変わる可能性があるため入学前に確認ください)
※お子さんとの相性が重要。自学スタイルなら無学年制教材すららが好評です。(資料請求も可能です)
N中等部説明会
原則、オンライン説明会です。
2パターンあり、予め決まった日程で開催される集団説明会と、随時申し込む個別相談です。
今回は、知人が集団説明会に申し込んでいたので一緒に参加しました。
通学コースの場合は、オンラインの他、一部地域ではキャンパスで説明会が開催されています。
2021年開催
- オンラインZOOM:7/11
- 新宿:集団7/4
- 池袋:集団7/3
- 秋葉原:集団7/18
- 立川:個別
- 千葉:個別
- 柏:個別
- 大宮:集団7/22
- 横浜:集団7/17
- 名古屋:集団7/3
- 江坂:集団7/4
- 神戸:個別
- 京都:個別
- 広島:個別
- 福岡:個別
- 北陸:オンラインZOOM
- その他随時個別相談会
最新の情報はN中等部相談会日程HPでご確認を^^
オンライン説明会申込み手順と流れ
1.N中等部のHPから申し込む。
2.オンライン説明会→日時を選ぶ。
- 参加希望者の氏名
- 入学検討者との関係
- 入学検討者の学年
- 入学検討者の性別
- 入学検討者の生年月日
- 住所
- 連絡先
- メアド
- 参加予定人数
- 個別相談の参加希望(任意)
- パンフレットの送付希望(有/無)
3.完了。N中等部から記入したメアドに受付完了メールが届く。
4.個別相談を希望をした場合、メール内のリンクから日時を予約。
集団説明会10:00~12:15(9:30からOPEN)
- 挨拶10:00~10:20
- 体験パート:10:20~10:40
- 休憩:10:40~10:50
- ネットコース説明:10:50~11:25
- 休憩:11:25~11:35
- 通学コース説明:11:35~12:15
※該当しないコースの説明の際は退席も可能です。
同日開催個別相談(20分程度)
- 13:00~(要時間予約)
オンライン説明会はZOOMを利用しますが、視聴とチャットのみで、ビデオや通話はありません。個別相談は電話orZOOMのビデオ通話で行います。
5.説明会前日までにもう1通メールが届く。
- 予約内容について
- ZOOM参加方法
- 入室方法(URLリンクから参加するしくみ)
- 個別相談予約した場合、予約開始時刻の30分前までにURL到着。
- キャンセルの方法について
6.事前にZOOMCloudMeetingをインストール(タブレットの場合)
事前にタブレットの場合アプリをインストールしておく必要があります。(所要1分)
※PCで参加する場合はブラウザからアクセスできるので、アプリを入れる必要はありません。
7.当日9:30から入室できるため入室
メール内のZOOM参加方法リンク→xx/xx(曜日)オンライン説明会→Launch meetingボタン→ZOOMが立ち上がる→表示名(任意)と申込時に指定したメアドを入力してOKで参加。途中体験パートがあるため、チャットで参加。
オンライン説明会は仮名の上、マイクとカメラOFFで参加できるので気楽に参加できます。
8.個別相談会の参加URL付きメールが届く(開始30分前までに)
開始時刻になったらリンクをクリック→申込者の氏名とメアドを入力→参加→ビデオ+マイクONで顔合わせ(30分程度)
キャンパス所属の先生から生のお声を聞けました。個別相談は雰囲気をつかむために参加しました。
個別相談会は担当の方とわたしたちだけなので、本名を明かして、カメラ、マイクONで参加します。
終了!!
正直、内容が新鮮で楽しかったです。僕(父)が入学したいぐらい^^
オンライン説明会でわかったこと
前もってHPを閲覧したり、ママ友からN中等部のことは聞いていたのですが、オンライン説明会で新たにわかったことは以下の通り↓↓(今後変更する可能性あり)
- キャンパス運営者の雰囲気
- キャンパス内の雰囲気
- 利用するアプリを疑似体験(slack、ZOOMなど)
- ワークショップのやり方(人数)
- マインクラフトでグループワーク例
- プログラミングの具体的内容
- 同好会の雰囲気(ネットの部活動)
- グランドルール(校則)の有無
- キャンパスでの学習風景
- 実際に通っている生徒さんの声
- ワークショップの体験(実際に参加できる)
ネットスクールはひたすら一人で学習をするイメージを持っていましたが、全然違いました。担任の先生の元に全国から生徒が集まり、ネットの空間でコミュニケーションをとる授業があったり、趣味に合った同好会に参加すれば全国のN中生と出会えるので、むしろネットだからこそ色々な友達ができる可能性を感じます。
また、驚いたのは校則(グランドルール)です。
全国のN中に共通して存在するグランドルールは1つ。「自分を含めてメンバーをけなしたり否定しない」ことです。
その他は、各キャンパスごとに生徒と先生で作るため、キャンパスごとに異なる点も面白いですね。
主体性が身につくのも納得です。
※最新の情報を知りたい方は直接ご確認ください^^
個別相談会に参加してわかったこと
オンライン説明会でわからなかったことや、抱いていた疑問点をクリアしたい方は個別相談会がおすすめです。(参加したママ友や知人情報)
- 一斉学習でZOOMを使う際、顔出しに抵抗のある生徒も一部いる。(徐々に顔出すケースも)
- ネットコース、通学コースそれぞれ実際に会って交流を始めるケースあり。
- ネットの部活動として同好会あり。時間帯はいつでも交流可能。
- 中学校ではないため内申がつかない。一部中学校で通知表に反映してくれるケースはあるが少ない。(そもそも科目が足りない)
- N中等部からN高に行く生徒は多い。(優先的に出願できるケースも!)
- 現在在籍している中学校で不登校の生徒も多い。
- 在学中の学校と両立するなら17時~の授業を選択すればOK。
- 一斉学習の曜日の振り替えはできない。期ごとに変更することは可能だが担任が変わる。
- 1年間同じ担任の先生。1クラス生徒30人程度、TAさん2~3名。
- 生徒のメンタルに配慮した指導のできる先生が多い。
- ネットコースで慣れたら通学コースに変更する生徒もいる。(入学試験必要)
- 学習内容は生徒一人ひとり異なる。N予備校アプリを使って各自選んで学ぶ。
- N予備校は好きなだけ利用できる。入学前の体験は現時点ではできない。
- 自由選択の学習は持ち込みのテキストでもOK。何時間するかは本人次第。
- 頭ごなしに押し付けるタイプの先生はいない。
所属している先生や生徒のタイプなど、突っ込んだ質問にも丁寧に答えてくださいました。
ガツガツした体育会系の先生よりも、優しく話を聞いてくれるタイプの先生が多い印象を受けました。
※最新の情報を知りたい方は直接ご確認ください^^
N中等部のまとめ
今回ママ友の誘いで相談会に参加してわかったことは以下の通り↓
- N中等部は中学校ではない。フリースクールや塾のような位置づけ。
- コースはネットコースと通学コースがある。
- ネットコースにも週2日他のお友達や先生と学ぶカリキュラムがある。
- 社会でも活用できるZOOMやGoogleのビジネスアプリ、slackを使いこなす。
- ネットコース⇔通学コースに変更可能。
- 学力重視ではなく、主体性や、創造性、専門性など総合力を身につけることを軸にしている。
- IT、プログラミングのスキルを身につけられる。
- 校則は自分たちで作る。
- 共通の校則は1つ「自分も含め人を否定しない」こと。
- N中からN高を目指すケースが多い。
- 内申は原則つかない。(例外もある)
- 不登校や学校に通っていない生徒も一定数いる。
- 学費はネットコース月額5万程度、通学コースは4~8万程度かかる。
- 心理学や臨床心理専門の先生の監修を受けた指導内容になっている。
今までは学校以外の学ぶ場といえば、家庭だったり、塾だったり、フリースクールだけでした。
が、そこに新たな選択肢「N中等部」が生まれたと実感しました。
最初はモチベーションがなくてもあっても、興味を持てるものに1つでも多く出会えば、未来は開けるし、可能性も無限大です。
希望に満ち溢れた新たな場所として、N中等部!これからの進化が楽しみな学校です。
転勤族の保護者やお子さんからもN中は評判いいです。場所を選ばず学べますからね。
N中等部vsSOZOWスクール
実は、N中以外にもオンラインでプログラミングやデザイン、5教科を学べるオンラインフリースクールができました。価格や活動内容、メタバース(バーチャル空間)での交流などN中との比較に皆さん試されています。
【SOZOWスクール】はバーチャル空間を使った環境を備えているため不登校中のお子さんもアプローチしやすいです。
N中等部とはまた違った雰囲気や特色があるので、話を聞いてみて子どもに合ったスクールを選びました。
無料説明会の申込みページ
参考記事:SOZOWスクールの実態!小中等部料金、高等部、不登校評判
オンラインスクールvsICT教材
その他の選択肢として、無学年制教材すららを利用してるお友達も多いです。
学年をさかのぼって個別学習できるので安心です。(資料請求も可能です)
N中、【SOZOWスクール】、すららとそれぞれ特徴があるため、体験してみてお子さんの状況と相性の合う教材で学習できると安心です。
追記:説明会後ママ友のお子さんはN中等部への入学を決意しました。
その様子は下記の記事にて紹介します。(ママ友親子に承諾済)
N中等部ネットコースへ入学!WEB出願、合格発表、手続き流れ
関連記事:SOZOWスクールの実態!小中等部料金、高等部、不登校評判
コメント