こんにちは!
名古屋在住の主婦ひさこです。
ところで、「学校閉庁日」を知っていますか?
なんと!2018年夏休みからここ名古屋市でも学校閉庁日を設けることに。
今回は、夏休み中の学校がちょっと変わるかも!という話を保護者目線で勝手に予測しつつお届けします。
学校閉庁日とは?
文部科学省が決めた先生たちの休暇です。
働き過ぎの先生たちにきちんと休みを取ってもらう制度で、2018年の夏休みからスタートすることになりました。
ここ名古屋でも市立小中学校、高校、特別支援学校、幼稚園を対象に導入されます。
実は、先生たちの残業量がヤバイんです。過労死ラインを超えるレベルの残業をされている方もいます。さすがに、このままじゃヤバイ!と国が考えた結果、先生たちを救うために動き始めました。最近よく聞く国の働き方改革なんちゃらの一環です。
小学校の部活は?
残念ながら、平成32年度末で廃止の予定です。
これもひとえに先生の負担をとりのぞくため。
部活動って先生にとってはほぼサービス残業だったりするわけで。
更に、夏休みや土日祝なんて、1日中ボランティア状態です。
確かに、大変です。
でも、子どもにとって部活動はライフスタイルの一部ですからね。
先生に代わる外部の方が入っていただけると、保護者としてはありがたい!(なかなか難しいよね^^)
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残業代は?
部活動云々以前に、先生たちは「教職調整額」以外、残業代がもらえません。
だから、いくら働いてもサービス残業になります。
生徒は夏休みかもしれませんが、先生たちはほぼ毎日学校に出ています。
秋の行事の準備をしたり、生徒の部活動の顧問をしたり、研修を受けたりと、休む間もなく夏休み中も働いてきたのです。
その他、先生たちは授業の他にこんな仕事までされています↓↓
- テストや宿題のチェック、採点
- 保護者対応(相談、問題への対処など)
- 配慮が必要な生徒対応
- 教育内容の増加(英語、道徳、プログラミング)
これらを全部キッチリやろうとすると、とても時間内じゃ終われません。かといって先生の残業代を出せるかって言うと、そんな予算はどこにもない(涙)
だったら、残業を減らすしない→休みやすい環境を→閉庁日儲ける?みたいな流れになるのも納得です。
名古屋市の学校閉庁日は?
名古屋市によると2022年は8月15日~8月19日が閉庁日となりました。
前後の土日も合わせると最長8月13日~21日の9日間休みになった可能性も!
これだけ大胆に休みを公言するとなると、会社員の妻として、ちょっとだけ羨ましいと思っちゃいました^^
閉庁日の学校は?
原則、先生はいません。
ですから、部活動をしなければ、電話応対もしません。
ただし、緊急の要件や、重要な連絡事項は、各学校で事前に案内されます。
名古屋市以外は?
閉庁日をもうけています。
2018年は、全国の20の政令指定都市のうち、17都市で実施されました。
で、やってみて、問題点や課題などがあれば、次回どうするか?決まる感じでしょうね。
実際うまくいったので、その後も閉庁日を設けている都道府県は増えている模様。
部活の大会は?
閉庁日に部活の大会が重なった場合、現時点では個別に対応するみたいですね。
先生不在で生徒が大会に出るのは厳しいでしょうから。
しばらく先生たちは、閉庁日返上で大会に出ることになるはずです。(後で代休をきちんと取って欲しいです^^)
結果、先生の負担は?
閉庁日を作ったところで、本当に先生が楽になれるか。
正直疑問が残ります。
仕事量が減るわけじゃないですからね。
でも、公の休みを設けることは意味があると思います。ある程度の強制力がなければ、なかなか休みって取りづらいですから。
同時に、先生の仕事も減らしていけたらいいですね。
「生徒のためなら」とつい熱心に頑張ってしまう先生たちに、甘えてばかりじゃいられませんから。
なんとか、外部の専門スタッフやボランティアの方を投入して、先生が授業に専念できる環境が整えばいいなと願っています。
この夏始まる「学校閉庁日」
先生たちの働き方がどう変わっていくのか?
子どもたちの学校生活にどう影響するのか?
しばらく目を離せません。
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